都市部の狭小地に建つ3階建ての兼用住宅。四方を住宅に取り囲まれた密集地で、唯一開放された空に向かって5つの竪穴を設けました。この一坪サイズの「竪穴 = 空」には、下階に天空の光を導き入れる役割と同時に、上階を緩やかに間仕切る壁としての機能を持たせました。都市に住んでも自然との繋がりを身近に感じていたい。そんな思いをかたちにした建物です。